特別講演
共催:丸石製薬株式会社

慢性疼痛の病態と治療戦略
-ペインクリニックとペインリハビリテーションの融合-
松原 貴子 先生
(神戸学院大学 総合リハビリテーション学部)

抄録

 侵害受容性・神経障害性・痛覚変調性疼痛が疼痛機序として分類整理され,慢性疼痛診療においてマルチモーダルアプローチは必須となっている。ペインリハビリテーション,特に運動療法はペインクリニック効果を相乗的に高める可能性がある。本講演では,慢性疼痛の病態とその治療戦略について紹介し,運動療法の有効性と課題を整理したうえで,慢性疼痛治療におけるペインクリニックとの融合について議論を深めたい。

略 歴

1991年
神戸大学医療技術短期大学部理学療法学科 卒業
1991年
医療法人愛仁会千船病院 理学療法士
1997年
神戸大学医学部保健学科 助手
2006年
神戸大学大学院医学系研究科博士後期課程修了 博士(保健学)
2007年
愛知医科大学学際的痛みセンター(現 疼痛緩和外科・いたみセンター)理学療法士,2017年~医学部 客員教授
2008年
日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科 准教授,2011年 教授
2018年
神戸学院大学総合リハビリテーション学部理学療法学科 教授,神戸学院大学大学院総合リハビリテーション学研究科 教授,2023年~研究支援センター所長

<学会・社会活動>

日本ペインリハビリテーション学会(理事長),日本運動器疼痛学会(副理事長),日本疼痛学会(理事),日本慢性疼痛学会(理事),日本ペインクリニック学会(特任評議員)
国際疼痛学会,日本解剖学会,日本生理学会
日本基礎理学療法学会(専門理学療法士,専門会員A),日本運動器理学療法学会(専門会員A),日本神経理学療法学会(専門会員A),日本精神・心理領域理学療法研究会(専門会員A),日本物理療法研究会(専門会員A),日本物理療法学会
日本痛み関連学会連合(監事)
一般財団法人日本いたみ財団(評議員)  他

※多くのご参加をお待ちしております。参加登録はこちらをご確認ください。